夏休みの自由研究に！スマートフォンで騒音測定するアプリ 日中や夜間、都会や田舎の違いで感じる「うるささ」を数値化してみよう
Noise Meter（ノイズメーター）は、Androidスマートフォンを使って周囲の騒音を測定できる無料アプリです。キーボードの音が響くだけの比較的静かなオフィスや、交通量の激しい道路、多くの人で夜まで賑わう繁華街など、環境によって騒音の程度は大きく異なります。このアプリを使うことで、自分だけではなく多くの人がうるさいと感じる騒音を客観的な数値で示すことができます。
Noise Meterは、起動すると棒グラフが表示され、周囲の音の変化に応じて刻々と数値を示していきます。騒音の度合いはdB（デシベル）という単位で表示され、一般的な基準として屋内は日中55～60dB以上、夜間だと45～50dB以上にならないことが望ましいとされています。画面をタップすると現在の数値が大きく表示されます。
Noise Meterの操作画面は英語で、スマートフォンのメニューボタンから「Logging」アイコンをタップし、表示されたファイル番号の下にあるOKをタップすると騒音レベルの記録を開始します。記録は1秒間に2回測定され、再びLoggingアイコンをタップして記録を終了するまでの時間の騒音を保存します。保存された記録は「Log List」からファイル番号を選択して表示することができます。
Noise Meterでは、この他にも「Event type」から騒音が設定値以上・以下に達した時にアラームで通知する機能や、騒音の波形を示すサンプリングスピードを変更したり、決められた周波数帯域を遮断するローパス/ハイパスフィルタの有無を選択することができます。ただし、数値はあくまで参考程度ですので、科学的な正確さを要求される測定には使用しないでください。この他、自由研究向けにスマートフォンでいろいろな測定ができるアプリには金属探知機や適正照度チェッカー、距離測定器 : Smart Measureがあります。
Noise Meterは、周囲の騒音を数値として可視化できる無料アプリです。時間帯によってうるさいと感じる音の違い、あるいは夏休みの旅行先で空港付近や静かな田舎の夜などを比較してみるのも勉強になるでしょう。
